釣りの中でもバス釣りは、ファンや愛好者が多く、始めたいと考えている人も多いでしょう。
しかし、いざバス釣りを始めようと考えても、何から始めたら良いのか分からないという人もまた多いでしょう。
そこで、ここではバス釣りをこれから始めようと考えている初心者の方に、必要な基本や基礎知識などを解説します。
その前に、どんな釣りでも共通している事ですが、最低限のルールとマナーは守りましょう。
例えば、釣り場にルアーのパッケージ、ラインなどのゴミを捨てない、車で行く場合は駐車違反をしない、釣り禁止の場所では釣りをしない(もし知らずにやってしまった場合はきちんと謝ってすぐに釣りを中止しましょう)、先行者がいる場合は、無理に割り込んだりしない、他の釣り人とライン(糸)が絡まないように斜めキャストをしない、もし他の釣り人とラインが絡まった場合は、きちんと謝りましょう。
これらのマナーは釣りに限らず、人しての最低限のマナーと言えます。これらのマナーやルールを無視して大物のバスを釣っても誰からも褒められる事は無いでしょう。
そもそもバス釣りとは、正確に言えばブラックバスを釣る事を指します。
ブラックバスは、生きた魚を食べるフィッシュイーター(魚を食べる魚)なので、動きのない餌よりは動きを演出出来るルアーの方が釣れる確率は高まります。
一口にブラックバスと言ってもいろんな種類があり、日本にはラージマウスバス、フロリダバス、スモールマウスバス、スポッテッドバスの4種類が生息しています。
どこに行けば釣れるのかという点については、大きい湖が近くにあればそこが良いでしょうが、無ければ近所の野池でも良いでしょう。
ただ、何の情報も無くただ闇雲に釣りをしていては、なかなか釣れる事は無いでしょう。
そうした場合は、バス釣りをしている人に連れて行って貰うのも手でしょう。
それも難しそうなら、ネットの口コミなどで情報収集するのも良いでしょう。
まず、釣りを始めるには道具が無ければ話になりません。
基本的には、竿(ロッド)、リール、ルアー(ソフトルアー)の3つがあれば充分です。
予算に余裕があれば、有名メーカーの新品が望ましいですが、予算が厳しそうなら中古でも良いでしょう。
下手に新品に拘るよりは、有名メーカーの中古品の方が良いでしょう。予算は概ね1万円~2万円の予算を考えておけば良いでしょう。
道具選びでは、竿やルアーも重要ではありますが、リールは少しモデルが古くてもシマノやダイワ製のリールを選びましょう。
こうしたメーカーの方が、デザイン的にも恥ずかしくないですし、何よりライン(糸)の絡まりが少なく、巻く力も強いです。
そして、耐久性にも優れているので、ノーブランドの新品を買うより遥かにコストパフォーマンスが良いです。
ルアーは、大きく分けてソフトルアーとハードルアーがありますが、バスを一度も釣った事が無いという人はソフトルアーの方がお勧めです。
しかし、ポイントによってはソフトルアーを使うことが禁止されている場所もありますので注意してください。
ルアーにはバスを釣る楽しみの他に、コレクションする楽しみもあります。
タックルBOXにルアーが増えていくと、どのルアーを使うかの選択の幅も広がりますし、狙ったルアーでバスを釣ることができれば喜びも大きくなるでしょう。
ロッドの長さの目安としては、自分の身長より10センチから20センチ長い物を選びましょう。
ルアーフィッシングは1日中投げて、巻いての繰り返しなので重すぎず、取り回しがしやすい物が良いでしょう。
あまり安い物だと、すぐに折れたりするので、有名メーカーの物を購入した方が無難です。
釣り方に関しては、簡単に言えば、バスは岩などの障害物の下に隠れる習性があるので、見えている岩などの障害物に向かって投げます。
ラインはピンと張るよりは少し緩めるくらいにしましょう。上手くいきそうに無ければ、投げる場所を変えてみるなどの工夫が必要です。
まずは、飛距離が出る事を目指して投げるようにしましょう。誰でも始めから上手くいく事は少ないでしょうが、慣れれば徐々に感覚が掴めるようになるでしょう。
釣れる時期は、5月~10月の時期が多く釣れます。他の時期でも釣れる事は釣れますが、初心者の人には少々難易度が高まってしまいます。
ラインとフックの結び方はいろいろありますが、強度的にはそれほど強くないものの、初心者の人でも簡単かつ安定して結べるユニノットと呼ばれる結び方です。
一見ユニノットよりも強度的に強い、クリンチノットの方が良いように感じるかもしれませんが、この結び方は初心者の人には難しく中途半端な結び方だと、結びが解けてしまって思わぬトラブルに繋がります。
具体的には、ラインの先端部分をフックの穴に通し、ラインの端で輪を作ります、その後輪の中にラインの先端を3回~5回程巻きつけ、ゆっくりラインの先端を引きながら締め付けて最後に一杯まで締め付けたら余ったラインを5ミリ程度残してカットして完了です。
おおよそこのぐらいの知識があれば、バスを一匹釣るには充分な知識でしょう。
他にも細かい知識などはありますが、実戦を経験せずにいきなり知識だけを詰め込んでも上手くいく事は少ないので、まずは積極的に釣りに出かけてバスを釣る経験を積んでいくのが上達への近道です。